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箱階段・・・階段ダンスとも呼ばれることもあります。 階段の下部分を収納装置として位置づけた独特のもので、 日本家屋、とりわけ古い町家の収納能力を極力稼ぐ為のすばらしい工夫の結晶です。 海外でレプリカが創られたりしていますがれっきとしたジャパンオリジナルです。 さて、その箱階段 もうそろそろ仕上げにかかっていますが現在工房にエントリーしています。
写真では解体現場の構造物に見えますね。 ![]() 箱階段は大抵、家具として独立した構造体というより 階段を前提として「まず階段ありき」で創られています。 稀に15の内1程度が家具として完全独立しており 家具大工or指物師によるものがあるのですがそんなに多くはありません。 そうなるのは箱階段が実用階段として 基本的に建築物の重要な導線パーツの一部だからだと思います。 その為の強度確保です。 ですから、「引き取り」元の古家にある状態は「美しい箱階段」なのに 壁から引きはがすと裏面は荒材などで構成されている ものが多く、家具としては完全とは言えません。 さらに、物によっては家屋構造とつながっており、 かなり切り離しに苦悩するものもあります。 この箱階段も背面はほぼ分厚い板材に3寸釘で打ち付けた荒材で保持されており 家具として現代建築物に取り入れるには不適切です。 結局、背面は全て排除する事になりました。 ネットオークション等で時々「そのまま」を見かけますが みなさんどうされているのでしようか? こいつは自動車で言えばモノコック構造でフレーム構造ではなく 自動車と違う所はこのモノコックはスタビリティーが悪く、重量効率も悪すぎるのです。 そこで、完全現場当たりで・・・泣かせますね。 檜材で京都の箱階段の上物に見られる骨構造を組木で再現しました。 こうすれば、現代家屋に負担をかけるほどの重量もなく、 階段として毎日使ってもらっても強度的に何も問題はありません。 ![]() と言っても、この骨構造も京都指物の手法なのでPro Antiques "COM"の オリジナルではもちろんないのですが・・・。
コーヒータイムに修理中の箱階段を見ながらの会話。 「これも一応タンスの仲間だから「ひと竿」「ふた竿」ですかねえ?」 「しかし、こいつは天秤で運ばないし、どだい建築物の一部だよ」 「単位は「本」・・まさか「いっけん」「にけん」ですか?」 「そりゃないね。」 こうしてコーヒータイムは過ぎていきます。書籍をつまみましたが分かりません。 またまた、昔に戻ってインタビューしてみたい今日この頃です。 |
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